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教員について。

柳澤 明

YANAGISAWA Akira
清朝史

東アジアの、
「帝国」を検討する。

現在の中国東北部に起きた満洲族によって、「清朝」は一七世紀に打ち立てられた。

それは漢族・モンゴル・チベットなど様々な民族・宗教の上に君臨する多元国家であり、東アジア国際関係の中心となる「帝国」であった。

前近代から近代への狭間にあって重要な位置を占め続けた「清朝」。

この王朝のもつ「様々な顔」について、主に民族とその関係を切り口とし、日本・朝鮮半島からロシア・中央アジアに至るまでの広大な地域・言語を視座に含めた検討を行っている。


飯山 知保

IIYAMA Tomoyasu
中国前近代史

東アジアの、
「中国」を再構築する。

文字通りユーラシア大陸を制覇したモンゴル帝国。

一三〜一四世紀の中国社会には、中央アジアの遊牧民を含め、多種多様な人々が来住し、文化的に非常に多様な状況を形成した。

こうした変化が「中国社会」をいかに変容させ、また後世の「中国社会」を形成したのか。

主に一〇〜一七世紀の北中国(華北)を対象に、フィールドワークでの碑刻(石碑とその碑文など)を主な資料として、「中国」「漢民族」といった概念を再構築しつつ考えています。


柿沼 陽平

KAKINUMA Yohei
中国古代史

東アジアの、
経済から実態を解明する。

中国を中心とする古代東アジア世界の歴史(おもに九世紀以前)を専門としています。

近年はとくに、中国古代の人びとが具体的にどのような経済生活を営んでいたのかに注目し、伝世文献や出土文字資料(簡牘など)、さらには古銭・明器・画像資料などを駆使して、実態解明に取り組んでいます。

皆さんの「興味」を「研究」の水準にまで高め、それを活かして皆さんが将来「国際人」として羽ばたけるよう、精一杯お手伝いしたいと思います。


植田 喜兵成智

UEDA Kiheinarichika
朝鮮史、東アジア史

東アジアの、
「人の移動」を考える。

新羅、高句麗、百済、渤海などの王朝が活躍した朝鮮古代史を専攻しています。特に7世紀から10世紀の新羅と唐の関係、いわゆる朝鮮と中国の関係史をこれまで研究してきました。

最近では、古代の朝鮮半島で発生した「人の移動」から東アジア世界の交流史の解明にも取り組んでいます。そうした移動する人々の動きを記録した墓誌や石碑などの史料が中国や韓国・朝鮮、あるいは日本で発見されており、幅広いフィールドを意識した研究を心がけています。


2023年6月30日更新